降圧剤とは血圧を下げるために用いられる薬です。
降圧剤は、主に以下の7種類に分けられます。
・カルシウム拮抗薬 (ジヒドロピリジン系/ベンゾチアゼピン系)
・アンギオテンシンII受容体拮抗薬(ARB)
・ACE阻害薬
・利尿薬 (サイアザイド系/ループ利尿薬)
・β遮断薬
・α遮断薬
・合剤(利尿剤+ARB/カルシウム拮抗薬+ARB)この中から患者さんに合うものが処方されます。また、頻度は少ないですが、副作用が認められることもあります。この7種類は作用・効果も違いがあり、副作用の種類にも違いがあります。これらの副作用、作用について説明したいと思います。●カルシウム拮抗薬(ジヒドロピリジン系/ベンゾチアゼピン系)動悸、頭痛、ほてり感、浮腫み、歯肉増生、便秘などの副作用。ジヒドロピリジン系は現在使用されている降圧薬のなかで1番有効性が高い薬です。とても強力で血圧を急速に下げてくれます。ベンゾチアゼピン系は緩やかに血圧を下げてくれますが、心臓抑制作用を伴うので、心不全や除脈など、心臓疾患のある方には使用できません。●アンギオテンシンII受容体拮抗薬(ARB)副作用は少ないですが、妊婦や授乳婦は内服が禁止されてます。カルシウム拮抗薬の次によく使われている薬で、血圧を下げる以外にも心臓保護作用、腎臓保護作用、インスリン感受性改善作用も含まれているので、心臓や腎臓の病気を合併した方、糖尿病の方にはこの薬が使われます。
●ACE阻害薬副作用は空咳が有名で、20~30%の方に現れます。また、腎臓から排泄されるため、腎障害の方には使用できません。アンギオテンシンII受容体拮抗薬(ARB)とほぼ同じ作用です。●利尿薬日本で処方される頻度は少なく、海外ではよく処方されます。利尿薬の種類のなかでサイアザイド系、ループ利尿薬というものがあります。これらの副作用は筋力低下やけいれん、麻痺、嘔吐、便秘などの症状や血糖値が下がりにくく、尿酸値が高くなります。
●β遮断薬若い方の高血圧や、心不全の予後改善の目的で使われます。気管支喘息の患者さんには使用できません。突然中止すると狭心症又は高血圧発作を生ずることがあるため、自己判断で薬を飲むことををやめるのはとても危険です!
●α遮断薬カテコラミン受容体のうちα受容体を遮断することにより、血管の収縮を抑え、血圧を下げる薬です。
初めて使用する時には、起立性低血圧によるめまい、動悸、失神があるため、少量から初めていかなければなりません。
●合剤>これだけではなかなか血圧が下がらないことが多いため、2,3種類を併用することがあります。
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